2025-08

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分子標的薬の副作用

がんと関係のない正常細胞にもその分子があれば、それも標的になります。それによって起きる副作用をon-target toxicityと言います。off-target toxicityは、標的外の毒、標的とは関係ない副作用を言い、抗体薬で起こることがあるインフュージョンリアクションは、off-target toxicityです。
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がん遺伝子パネル検査で治療につながるのは1割前後

薬につながるのは、臨床試験や治験に入るか保険適用外で薬を使うかのどちらかのケースが多いです。臨床試験や治験は条件が厳格に定められていますし、家から通える病院かどうかも重要な要因です。保険適用外は高額療養費制度は使えないので、経済的負担が大きいです。
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がん遺伝子パネル検査の費用

がん遺伝子パネル検査は、保険診療で56万円、検査申込時と、検査結果時の2回に分けた請求になる病院が多いようです。保険診療なので、実際は1〜3割負担となります。高額療養費制度が適用できます。
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がん遺伝子パネル検査にかかる時間

検体を提出してから結果が出るまでに6〜8週間程度、プラス検査前後にも時間がかかります。検査前は、検体の採取や準備、検査後は、専門家が集まって、結果を検討します。
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リキッドバイオプシー

がん遺伝子パネル検査は、がん細胞のDNAを調べる検査で、過去に手術をしていれば手術検体の一部を検査へ提出します。リッキッドバイオプシートは血液など液状の検体にこぼれ落ちたがん細胞でがん遺伝子パネル検査を行うことをいいます。
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がん遺伝子パネル検査の二次的所見

がん遺伝子パネル検査の目的は薬を探すことですが、がん遺伝子パネル検査を通じて遺伝性腫瘍の可能性がわかることがあります。遺伝性腫瘍の可能性がわかることを二次的所見といいます。
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がん遺伝子パネル検査でわかること

がん遺伝子パネル検査でわかることは、がん組織に生じたがん関連遺伝子の変異と、その変異に対応する分子標的薬があれば、その情報です。情報とは、分子標的薬を使った治験や臨床試験の有無や実施施設です。
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がん遺伝子パネル検査

がん遺伝子パネル検査は、受けられる対象や受けられる病院が限られています。がん遺伝子パネル検査は、標準治療がない人が対象となります。具体的には、標準治療が終了した方か、原発不明がんや希少がんの方です。がん遺伝子パネル検査は、全国285施設で受けられます。
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免疫チェックポイント阻害薬はirAEを念頭に

免疫チェックポイント阻害薬は、がんが免疫反応をブロックするのを阻害する薬です。免疫反応が活性化しすぎて、がん以外の正常細胞も攻撃を受けてしまうことがあります。免疫チェックポイント阻害薬による副作用を免疫関連有害事象(irAE)といい、全身に起こりえます。
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分子標的薬とインフュージョンリアクション

抗体薬は点滴投与、小分子型は内服です。インフュージョンリアクションは抗体薬で初回投与時に起こりやすいです。インフュージョンリアクションは、息苦しさ、血圧低下、発熱、めまい、悪寒、吐き気、頭痛、咳などです。