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下痢のときの飲食

脱水に注意し、電解質を補うため、経口補水液、スポーツドリンク、味噌汁、リンゴジュースなどの果汁の入ったものがよいです。食べやすいものを、少しずつ頻回に食べます。避けた方がよいものは、乳製品、アルコール、カフェイン、脂肪の多いものなどです。便の回数、体重、飲食量などの記録があると、重症度の把握や対応がより的確になります。
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抗がん薬による下痢

細胞障害性抗がん薬では、イリノテカンやピリミジン系薬が下痢を起こしやすく、分子標的薬では、アファチニブ、エルロチニプ、レンバチニブ、スニチニブ、アキシチニブが下痢を起こしやすいです。早発性下痢は投与直後から24時間以内に起こる下痢で、コリン作動性によるものです。遅発性下痢は投与後数日から起こる下痢で、腸管粘膜への刺激によるものです。イリノテカン、EGFR阻害薬、免疫チェックポイント阻害薬による下痢は、注意が必要です。
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制吐療法のアルゴリズム

制吐療法のアルゴリズムは、高度催吐性リスク抗がん薬に対する制吐療法(ダイアグラム1)、中等度催吐性リスク抗がん薬に対する制吐療法(ダイアグラム2)、軽度催吐性リスク抗がん薬に対する制吐療法(ダイアグラム3)、最小度催吐性リスク抗がん薬に対する制吐療法(ダイアグラム4)など、5つが示されています。
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制吐薬

制吐薬は、制吐薬適正使用ガイドラインに基づき、催吐性リスク別のアルゴリズムに従って使用します。5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬、ドパミン受容体拮抗薬、ステロイド、ベンゾジアゼピン系抗不安薬、多元受容体作用抗精神病薬があります。
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悪心嘔吐の機序

嘔吐中枢(VC)への刺激によります。嘔吐中枢への入力刺激は、大きく4つあります。大脳皮質、化学受容器引金帯(CTZ)、末梢、前庭器です。
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悪心嘔吐の分類と治療の基本

悪心嘔吐は、出現時期と状態から、急性、遅発性、突出性、予期性の4つに分類されます。日本癌治療学会編集の「制吐薬適正使用ガイドライン」第3版の総論で、治療の基本が説明されています。過不足ない適切な発現予防を目指すー催吐性リスクに応じた適切な制吐療法の選択などです。
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悪心嘔吐(CINV)

日本癌治療学会編集の、『制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版』のWeb版が公開されています。催吐性リスクは、高度、中等度、軽度、最小度に分けられ、ガイドラインに、それぞれのリスクに応じた制吐療法のアルゴリズムが示されています。また、突出性悪心嘔吐に対する催吐療法のアルゴリズム、予期性悪心嘔吐の予防と治療についても示されています。
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骨髄抑制のCTCAE Grade3の数値

細胞障害性抗がん薬投与中の骨髄抑制の数値は、見落としがないよう、一人一人が自分の目で確かめます。CTCAEは有害事象共通用語基準で、Grade3は「重症、入院加療を要す」です。好中球1000-500未満、血小板50,000-25,000未満、ヘモグロビン8未満です。
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白血球

白血球は、好中球、好塩基球、好酸球、リンパ球、単球などに分かれます。このうち好中球が、最前線で細菌やウィルスと闘います。B型肝炎ウィルス感染の既往歴がある場合は、リンパ球の減少で、ウィルスが最活性することがあります。発熱性好中球減少(FN:エフエヌ)は、37.5℃以上の発熱のある好中球が500/mm3未満をいい、敗血症性ショックのリスク状態です。
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骨髄抑制

血球は、骨髄中の造血幹細胞から細胞分裂し、白血球、血小板、赤血球に分化したもので、細胞分裂が盛んなため、細胞障害性抗がん薬により細胞分裂が障害され、一時的に血球数が減ります。寿命は、白血球が数時間から数日、血小板が10日、赤血球が120日です。