治療

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悪心嘔吐の分類と治療の基本

悪心嘔吐は、出現時期と状態から、急性、遅発性、突出性、予期性の4つに分類されます。日本癌治療学会編集の「制吐薬適正使用ガイドライン」第3版の総論で、治療の基本が説明されています。過不足ない適切な発現予防を目指すー催吐性リスクに応じた適切な制吐療法の選択などです。
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悪心嘔吐(CINV)

日本癌治療学会編集の、『制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版』のWeb版が公開されています。催吐性リスクは、高度、中等度、軽度、最小度に分けられ、ガイドラインに、それぞれのリスクに応じた制吐療法のアルゴリズムが示されています。また、突出性悪心嘔吐に対する催吐療法のアルゴリズム、予期性悪心嘔吐の予防と治療についても示されています。
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骨髄抑制のCTCAE Grade3の数値

細胞障害性抗がん薬投与中の骨髄抑制の数値は、見落としがないよう、一人一人が自分の目で確かめます。CTCAEは有害事象共通用語基準で、Grade3は「重症、入院加療を要す」です。好中球1000-500未満、血小板50,000-25,000未満、ヘモグロビン8未満です。
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白血球

白血球は、好中球、好塩基球、好酸球、リンパ球、単球などに分かれます。このうち好中球が、最前線で細菌やウィルスと闘います。B型肝炎ウィルス感染の既往歴がある場合は、リンパ球の減少で、ウィルスが最活性することがあります。発熱性好中球減少(FN:エフエヌ)は、37.5℃以上の発熱のある好中球が500/mm3未満をいい、敗血症性ショックのリスク状態です。
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骨髄抑制

血球は、骨髄中の造血幹細胞から細胞分裂し、白血球、血小板、赤血球に分化したもので、細胞分裂が盛んなため、細胞障害性抗がん薬により細胞分裂が障害され、一時的に血球数が減ります。寿命は、白血球が数時間から数日、血小板が10日、赤血球が120日です。
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補助薬物療法

細胞障害性抗がん薬は、分裂中の細胞を障害するため、増殖中(=分裂中)の細胞が多いほど効果が高いと考えられています。術後に行う補助薬物療法は、あるかもしれない目に見えない微小転移を消失させる目的で行います。術前に行う補助薬物療法は、微小転移のリスクを減らすことに加えて、切除範囲を縮小する目的や、術後の薬物選択のための病変での効果判定の目的もあります。
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高感受性腫瘍

高感受性腫瘍とは、細胞障害性抗がん剤や放射線が効きやすい腫瘍のことです。細胞障害性抗がん薬がよく効くがんは、胚細胞腫瘍、絨毛がん、悪性リンパ腫、急性白血病などがあります。細胞障害性抗がん薬がよく効くがんでは、治癒を目指した治療が行われることがあります。治癒を目指した治療では、支持療法も積極的に行います。
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細胞障害性抗がん薬の副作用と出現時期

細胞障害性抗がん薬とはいわゆる抗がん剤のことで、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン薬はここには入りません。さまざまな薬がありますが、一般的な副作用は、嘔気、便秘、口内炎、下痢、脱毛、骨髄抑制です。薬の影響と、正常細胞の細胞分裂が阻害された影響が出現する時期がある程度予測できます。
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支持療法

支持療法の目的はQOLの向上や、がん治療と生活の両立です。支持療法は、広義にはがんの症状に対する治療、狭義にはがんの治療による症状に対する治療を指します。抗がん薬による症状への治療のほか、リンパ浮腫へのケアや、外観の変化に対応するアピアランスケアなども支持療法に含まれます。
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免疫チェックポイント阻害薬

剰な免疫反応を抑える分子が免疫チェックポイント分子、それを阻害することで、免疫チェックポイント阻害薬はがんに対して免疫反応が過剰に起こるようにする仕組みです。抗PD-1抗体薬、抗P D-L1抗体薬、抗CTLA-4抗体薬があります。免疫チェックポイント阻害薬のon-target toxicityは免疫関連有害事象です。