2040年を見据えたキーワード

オンライン個別指導、ナースのための家庭教師の神津三佳です。

日本看護協会の協会ニュース5月号を読んでいて、説明に自信がない用語が多数あったもので、整理したいと思います。

2040年を見据えて説明できるようにしたいワード

超高齢化・人口急増の到来をイメージすると、確かに鍵となるワードかもしれません。

用語説明
アウトリーチ支援が必要な人に支援機関から積極的にアプローチし、支援を届ける取り組み。高齢者単独世帯などで、通院困難となり、治療中断している場合や、本人が治療の必要性を認識していない場合など。
看護小規模多機能型住居介護(看多機:かんたき)看護と介護を組み合わせたサービスで、「通い」、「泊まり」、「訪問介護」、「訪問看護」サービスを提供。医療ニーズが高い利用者や退院直後で状態が不安定な方などに対応。
D to P with NDoctor to Patient with Nurse。患者が看護師等といる場合のオンライン診療。2024年度の診療報酬改定で新設。
N to NNurse to Nurse。専門性の高い看護師によるコンサルテーション機能。訪問看護師が、訪問時に、皮膚・排泄ケア認定看護師や摂食・嚥下障害看護認定看護師にオンラインで相談するなど。
MaasMobility as a Service。医療MaaSとは、地域医療の課題解決や、より多くの人に医療アクセスを提供することで、移動手段として車両やオンライン診療を活用するなど。
BPSDBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia。認知症の行動・心理症状。
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在宅医療や在宅看取りのニーズに対応するための看護機能の強化

日本看護協会は以下を挙げてています(2023年5月現在ですが、今も大きく変わっていません)。

  • 外来看護の機能強化(ICT活用、アウトリーチ型の伴走支援)
  • 訪問看護事業所の機能強化・規模拡大(24時対応体制の連携拠点を地域に位置づける)
  • 看多機の機能強化・設置推進(医療機関の敷地内看多機を推進)
  • 地域全体で看護職員を育成・確保、共有(多施設協働による人材育成、看護師の派遣・出向機能)

厚生労働省のリンク

出典は、厚生労働省、2023年5月、第5回新たな地域医療構想等に関する検討会です。