蜂窩織炎(ほうかしきえん)

オンライン家庭教師、がん看護専門看護師の神津三佳です。

蜂窩織炎とは、リンパ液がうっ滞している状態での感染です。

蜂窩織炎の症状

蜂窩織炎の症状は、リンパ節郭清をしている側の発赤、腫脹です。

発熱や痛みがある方もいます。

感染の元となった小さな傷や、疲れなどによる免疫力の低下が背景にあると考えられます。

蜂窩織炎時の対応

かかりつけの病院を受診します。

血液検査等により感染状態を確認し、抗菌剤が処方されます。

セルフケアは、辛ければ患部を冷やしますが、リンパドレナージや圧迫や運動などは控えます。

かかりつけの病院では対応に時間がかかる場合は、次に備えて、どのような対応をするべきか(近くの皮膚科のクリニックにかかるなど)を主治医に相談しておくとよいです。

蜂窩織炎が生じる理由

リンパ節にはマクロファージやリンパ球といった白血球がいて、細菌を食べ、抗体を産生して攻撃しています。

リンパ節郭清により、この攻撃力が限定的となっています。

また、うっ滞しているリンパ液は、栄養に富み、細菌が増殖しやすい状態です。

皮膚の乾燥も一因

リンパ浮腫がある場合、皮膚が乾燥しやすくバリア機能が低下しています。

入浴時は泡で優しく洗い、あがった後15分以内に保湿剤(ローション、クリームなど)を塗ります。

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