ナースのための家庭教師、神津三佳です。
第8次医療計画では、医療提供体制を見越した計画が立てられています。
人口動態・マンパワー・医療需要の変化
厚生労働省、2022年3月の第7回 第8次医療計画等に関する検討会の資料から抜粋しました。
医療提供体制を取り巻く状況 |
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人口動態 ①2040年頃に65歳以上人口のピークが到来する ②2025年以降、「高齢者の急増」から「現役世代の急減」に局面が変化する ③65歳以上人口は急増してきたが、今後は減少する都道府県が発生する ④高齢者の減少と現役世代の急減が同時に起こる2次医療圏が数多く発生する |
マンパワー ①2025年以降、人材確保がますます課題となる ②働き方改革への対応が求められる ③働き方改革への対応と地域医療の確保の両立が必要となる ④提供者側(医師)の高齢化も進展している |
医療需要の変化 ①入院患者数は、全体としては増加傾向にある ②外来患者数は、既に減少局面にある医療圏が多い ③在宅患者数は、多くの地域で今後増加する ④超高齢化・人口急減で、急性期の医療ニーズが大きく変化する ⑤医療と介護の複合ニーズが一層高まる ⑥介護施設等・他の医療施設へ退院する患者数が増加する ⑦死亡数が一層増加する |
厚生労働省のリンク
病棟で勤務していると、数年前に比べて、
⑤医療と介護の複合ニーズが一層高まる
⑥介護施設等・他の医療施設へ退院する患者数が増加する
は、増えている実感します。
直視しないと、と思います。