アポトーシスとp53タンパク質

オンライン家庭教師の神津三佳です。

アポトーシスはプログラム死

アポトーシスとは、細胞が自らのプログラムで死ぬことです。

体細胞は50回程度の分裂すると、アポトーシスします。

また、DNAの損傷が起こった際、修復が無理そうだと、アポトーシスします。

がんはアポトーシスの失敗により生じる

それゆえ、DNAの損傷が大きいのにアポトーシスできなかった場合は、そのまま増殖を続けることになり、がん化につながります。

アポトーシスにはp53タンパク質が大きく関与

p53タンパク質は、TP53遺伝子から作られ、DNAの損傷が起こった際、アポトーシスさせるか、修復するかを判断する機能があります。

TP53遺伝子は、細胞増殖抑制の機能があり、がん抑制遺伝子です。

TP53遺伝子の変異は、がんの半数に見られると言われています。