神津 三佳

Blog

骨髄抑制のCTCAE Grade3の数値

細胞障害性抗がん薬投与中の骨髄抑制の数値は、見落としがないよう、一人一人が自分の目で確かめます。CTCAEは有害事象共通用語基準で、Grade3は「重症、入院加療を要す」です。好中球1000-500未満、血小板50,000-25,000未満、ヘモグロビン8未満です。
Blog

白血球

白血球は、好中球、好塩基球、好酸球、リンパ球、単球などに分かれます。このうち好中球が、最前線で細菌やウィルスと闘います。B型肝炎ウィルス感染の既往歴がある場合は、リンパ球の減少で、ウィルスが最活性することがあります。発熱性好中球減少(FN:エフエヌ)は、37.5℃以上の発熱のある好中球が500/mm3未満をいい、敗血症性ショックのリスク状態です。
Blog

骨髄抑制

血球は、骨髄中の造血幹細胞から細胞分裂し、白血球、血小板、赤血球に分化したもので、細胞分裂が盛んなため、細胞障害性抗がん薬により細胞分裂が障害され、一時的に血球数が減ります。寿命は、白血球が数時間から数日、血小板が10日、赤血球が120日です。
Blog

補助薬物療法

細胞障害性抗がん薬は、分裂中の細胞を障害するため、増殖中(=分裂中)の細胞が多いほど効果が高いと考えられています。術後に行う補助薬物療法は、あるかもしれない目に見えない微小転移を消失させる目的で行います。術前に行う補助薬物療法は、微小転移のリスクを減らすことに加えて、切除範囲を縮小する目的や、術後の薬物選択のための病変での効果判定の目的もあります。
Blog

高感受性腫瘍

高感受性腫瘍とは、細胞障害性抗がん剤や放射線が効きやすい腫瘍のことです。細胞障害性抗がん薬がよく効くがんは、胚細胞腫瘍、絨毛がん、悪性リンパ腫、急性白血病などがあります。細胞障害性抗がん薬がよく効くがんでは、治癒を目指した治療が行われることがあります。治癒を目指した治療では、支持療法も積極的に行います。
Blog

細胞障害性抗がん薬の副作用と出現時期

細胞障害性抗がん薬とはいわゆる抗がん剤のことで、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン薬はここには入りません。さまざまな薬がありますが、一般的な副作用は、嘔気、便秘、口内炎、下痢、脱毛、骨髄抑制です。薬の影響と、正常細胞の細胞分裂が阻害された影響が出現する時期がある程度予測できます。
Blog

支持療法

支持療法の目的はQOLの向上や、がん治療と生活の両立です。支持療法は、広義にはがんの症状に対する治療、狭義にはがんの治療による症状に対する治療を指します。抗がん薬による症状への治療のほか、リンパ浮腫へのケアや、外観の変化に対応するアピアランスケアなども支持療法に含まれます。
Blog

ピロリ菌

ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)は、胃に持続感染し、慢性胃炎と胃がんの原因となります。ピロリ菌の主な感染経路は、乳幼児期の経口感染です。胃内視鏡検査、血液検査、便検査、尿素呼気検査などでピロリ菌の感染を確認できます。
Blog

HPVワクチン

HPVワクチンは、子宮頸がん予防のため、小6から高1までの女子は公費で接種できます。HPV(ヒトパピローマウイルス)のうち16型、18型が子宮頸がんを発症に関与し、感染すると、がん遺伝子産物であるE6、E7が、がん抑制遺伝子産物(p53とpRB)を不活性とさせ、がん化します。
Blog

自由診療

自由診療は、まずは高額です。保険適用の医療費があったとしても、保険適用外の医療費と併用はできないので、全てが自己負担になるためです。自由診療は、安全性や効果が、研究データとなって確認されていないものがあります。