オンライン家庭教師、がん看護専門看護師の神津三佳です。
コンパニオン診断は、分子標的薬が使えるかどうかを決めるためのバイオマーカー測定です。
バイオマーカーは、細胞のDNAに増殖の命令を届けるバトンがあるかないかを調べるものです。
バトンはある遺伝子の変異から発生している異常なタンパク質なので、バイオマーカーはある遺伝子の変異があるかどうかを調べるものです。
バイオマーカーは遺伝子変異があるかどうかを調べるものが多い
バイオマーカーは、EGFR遺伝子変異、BRCA1/2遺伝子変異など、遺伝子変異を調べるものが多くあります。
遺伝子は、イタリック(EGFRのような斜めの書体)で表すという決まりがあります。
バトンの多くは、がん関連遺伝子変異から作られた異常なタンパク質です。
コンパニオン診断は1つのバイオマーカーを検査すること
分子標的薬の適応を決めるためにバイオマーカーを測定することをコンパニオン診断と言います。
EGFR遺伝子変異が陽性ということは、EGFR遺伝子の塩基配列が、正常と異なっていることを意味します。
変異したEGFR遺伝子から作られるEGFRタンパク質がバトンとなり、細胞の増殖の命令が出ています。
このEGFRタンパク質を標的にして、バトンが次に渡らないように阻害する薬であるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の効果が期待できます。
BRCA1/2遺伝子変異が陽性ということは、BRCA1/2遺伝子の延期配列が、正常と異なっていることを意味し、PARP阻害薬の効果が期待できます。
コンパニオン診断は、ある薬剤と対になる1つのバイオマーカー(多くはがん関連遺伝子変異)を検査することです。
コンパニオンは「連れ」「対の一方」という意味です。
がん遺伝子パネル検査は、一度にたくさんのがん関連遺伝子変異の有無を検査する
一度に数100(200−500)のがん関連遺伝子の変異の有無を調べることを、がん遺伝子パネル検査と呼びます。
がん遺伝子パネル検査は、がんゲノム医療の実施が認められた病院で、限られた対象にのみ行われます。
パネルは「セット」という意味です。
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