DNAの損傷と修復・抹消

オンライン個別指導、ナースのための家庭教師の神津三佳です。

DNAは、環境の中で、化学的・物理的な影響を受けます。

また、複製時にはミスも起きます。

DNAの損傷と修復・抹消

化学的・物理的な損傷は、小さいものから、広範囲のものまで様々ありえます。

DNAの損傷→修復、もしくは、DNAの損傷が大きく修復できない場合→抹消となります。

プロセス機序
損傷染色体のちぎれ
塩基の抜けや入れ替わり
二重鎖の切断
修復修復機構
(複数の方法がある)
抹消アポトーシス
免疫細胞による攻撃

細胞には修復機構が備わっている

5種類くらいの修復方法があります。

損傷に対する細胞の修復機構によって、大部分はがん化せずに済みます。

修復・抹消できなければがん化やその他の病気の原因に

損傷が大きく修復できなそうな場合は、アポトーシスや免疫細胞による攻撃によって抹消されます。

がん関連遺伝子に生じた損傷を修復・抹消ができず、さらに他のがん関連遺伝子でも同様のことが起きるなど、突然変異や発現異常が蓄積すると、がんが発生します。