精子と卵子のつくられかたの違い

オンライン家庭教師の神津三佳です。

生殖細胞とは精子と卵子のことで、染色体は23本、1セットです。

精子と卵子のつくられかたはいろいろな点で違います。

精子は無限、卵子は有限

精子は思春期以降、精原細胞(精母細胞のもとになる細胞)が増殖することで、無限につくられます。

卵子は胎児期に卵母細胞ができ上がり、生後からどんどん減っていきます。

一生に排卵する卵子は、400−500個程度と有限です。

精子はそのつど減数分裂、卵子は停止/再開を繰り返して減数分裂

精子の減数分裂はそのつど行われます。

卵子の減数分裂は、胎児期に1回目の分裂の途中で停止、思春期以降、排卵時に再開して2回目の分裂の途中で停止、精子の侵入後に再開して分裂が完了し、受精卵となります。

1つの細胞からできる精子は4つ、卵子は1つ(3つは退化)

1つの精母細胞からできる精子は4つ。

1つの卵母細胞からできる卵子は1つです。減数分裂により4つになりますが、うち3つは退化します。

精子と卵子の違いのまとめ

精子卵子
精子は思春期以降、無限につくられる一生に排卵される卵子は400−500個程度と、限りがある
精母細胞は無限につくられる胎児期に卵母細胞はできあがり、新生児をピークに減り続ける
減数分裂は、思春期以降そのつど行われる減数分裂は、胎児期に1回目の分裂の途中で停止、思春期以降、排卵時に再開して2回目の分裂の途中で停止、精子の侵入後に再開して分裂が完了する
1つの精母細胞から減数分裂で4つの精子ができる1つの卵母細胞から減数分裂で4つの卵子ができるが3つは退化する
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