人間ドックでの腫瘍マーカー

がん看護専門看護師の神津三佳です。

人間ドックなどで腫瘍マーカーをオプションでつけた場合について質問がありましたので整理しました。

個人的には、人間ドックなどの自由診療で腫瘍マーカーを検査する必要はないと考えています。

がん情報サービスでの腫瘍マーカーの説明

腫瘍マーカーの値は、体の中にあるがんの量を反映する指標として用いられますが、がん以外の疾患の影響で、がんがなくても高くなることがあります。その他、加齢や妊娠、月経、飲酒、喫煙、薬の成分などが、がんの量とは無関係にマーカーの値に影響することもあります。また、がんがあっても値が高くならないこともあります。

このように、腫瘍マーカーの値だけでは診断ができないため、多くの腫瘍マーカー検査は、診断の参考になる検査の1つとして、画像検査やその他の検査とともに行います。また、全てのがんについて腫瘍マーカーが見つかっているわけではありません。

がん情報サービス

陽性となっても、生活習慣によって上昇している場合(偽陽性)や、陰性となっても、がんがある場合がある(偽陰性)など、

腫瘍マーカー単体では明確なことはわかりません。

腫瘍マーカーが陽性となった場合の対応

陽性となった場合は、医師の指示(結果のコメント欄)に従って、必要な検査を受けることをお勧めします。

画像検査やその他の検査とともに行うことで、腫瘍マーカーが意味をなします。

腫瘍マーカーと上昇する主ながん

腫瘍マーカー上昇するがん
CEA肺がん、大腸がん、胃がん、食道がん、子宮体がんなど
CA19−9膵がん、胆道がん、卵巣がん、肺がんなど
AFP肝細胞がん
CYFRA肺がん
SCC食道がん、子宮頸がん、肺がんなど
CA125子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど
PSA前立腺がん