約10万種類のタンパク質を約2万種類の遺伝子が作り分ける仕組み

オンライン家庭教師の神津三佳です。

ヒトの体には、約10万種類のタンパク質があるそうです。

一方、タンパク質の設計図である遺伝子は、約2万種類。

作り分けの仕組みは次の3つがあります。

組織特異的転写因子

DNAからタンパク質が作られる最初のステップが、DNAからmRNAへの転写です。

特定の細胞で転写が始まる/始まらないという作り分けです。

選択的スプライシング

DNAから転写された塩基配列のうち、不必要な部分が取り除かれることをスプライシング(加工)といいます。

スプライシングする部分を変えるという作り分けです。

エピジェネティクス

エピジェネティクスは、「DNAの塩基配列の変化はないが、DNAメチル化やヒストン修飾などの化学修飾によって生じる遺伝子の働きの変化」です。

DNAはあるけど、読み取れないという作り分けです。