ヒトの体内でのタンパク質のはたらき

オンライン家庭教師の神津三佳です。

タンパク質はDNAの遺伝子を設計図として作られます。

ヒトの体内には、約10万種類のタンパク質があります。

タンパク質のはたらき

はたらき
組織を構成し、動かすケラチン、コラーゲン、アクチン、ミオシンなど
酵素として化学反応を促すアミラーゼなど
ホルモン・受容体として細胞のはらたきを調整するインスリン、インスリン受容体、成長ホルモンなど
免疫機能を担う抗体、サイトカインなど
物質を運ぶ、貯蔵するヘモグロビン、アルブミン、フェリチンなど
遺伝子や細胞活動を調整する(調節タンパク質)転写因子など
傷ついたDNAやRNAを修復・保護する(修復・保護タンパク質)BRCAタンパクなど
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特にがんに関係するタンパク質のはたらき

酵素・ホルモン・受容体・調節タンパク質は、がんの発生・進行に深く関与します。

修復・保護タンパク質(例:BRCA1/2)が正常に働かないと、がんになりやすくなります。

タンパク質はアミノ酸が連なったもの

タンパク質は、20種類あるアミノ酸が数珠のように連なったものです。

鎖状の1次構造、シート状やらせん状の2次構造、折りたたまれ立体的となった3次構造、タンパク質が複数集まった4次構造と、段階的に組み上がっていきます。