ナースのための家庭教師、神津三佳です。
「がん対策推進基本計画」は、がんの医療提供の指針として機能しています。
がん対策基本推進計画とは
がん対策基本法(2006年)に基づき策定するものであり、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、がん対策の基本的方向について定めるとともに、都道府県がん対策推進計画の基本となるものです。
厚生労働省
都道府県が進めるもので、2023年に第4期が発出されました。
新出キーワード
私ががん看護専門看護師になったのも2007年。
振り返ると、がん対策推進基本計画のキーワードが確実に医療現場でよく聞かれるワードになっていますし、
医療者として説明できなくてはいけません。
そこで、第1期からを見返し、新出キーワードを抽出してみました。
新出キーワード |
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第4期(2023年) 科学的根拠に基づくがん検診、医療提供体制の均てん化・集約化、妊孕性温存療法、アピアランスケア、がん診断後の自殺対策、全ゲノム解析 |
第3期(2018年) 免疫療法、がんゲノム医療、AYA世代のがん、高齢者のがん、難治性のがん、支持療法 |
第2期(2012年) 働く世代、就労、小児がん、希少がん、リハビリテーション、がんの教育・普及啓発 |
第1期(2007年) 放射線療法・外来化学療法、緩和ケア、がん登録、がんに関する相談支援と情報提供、がんの予防、がんの早期発見 |
妊孕性温存療法、アピアランスケア、自殺対策、そして、全ゲノム解析。
それぞれ専門性が高く、一つの病院内で完結するものではない場合もあります。
このBlogでも、これらのキーワードについて説明していきたいと思います。