DTC遺伝子検査

がん看護専門看護師の神津三佳です。

医療機関を介さない遺伝子検査をDTC遺伝子検査といいます。

自分の遺伝子特性を調べ、生活習慣改善や疾病予防等に繋げるための検査といえます。

Direct-to-Consumerとは

ビジネス用語で、メーカーが消費者へ直接商品を販売することを指します。

D2Cなどと書かれることもあります。

仲介業者を通さないので、自社で直接データを取得・分析でき、販売後も購入者と直接コミュニケーションを取り続けることが可能です。

DTC遺伝子検査は、多くはインターネット経由で販売され、唾液などを郵送します。

結果はWebやアプリを通じて長期間見ることができ、データの蓄積や研究等により、結果の解釈が変わっていく可能性があります。

DTC遺伝子検査では何がわかるか

環境要因と遺伝要因の両方が発症に関わる、がん、高血圧などの生活習慣病の発症リスクや、脂肪や筋肉のつきかた、アルコール耐性などの体質傾向などがわかります。

また、肌や髪についてや、性格やルーツなどを対象としているものもあります。

病院で行う遺伝子検査との違い

病院で行う遺伝子検査は、1つの遺伝子の変異により発症する、または発症するリスクの高い疾患について、その遺伝子の変異の有無を検査します。

DTC遺伝子検査は、複数の遺伝子が関与し、さらに環境因子が関与する、多因子のものを対象としています。

病院で行うものが、「診断」「医療」であることに対して、DTC遺伝子検査は、あくまで、「セルフメディケーション」という位置付けです。

出典

ヘルケアサービス社会実装事業(ヘルスケア産業の事業環境整備に関わる調査)  経済産業省 令和3(2021)年 

健康寿命延伸産業分野における新事業活動のガイドラインについて 厚生労働省 令和7(2025)年