がん看護専門看護師の神津三佳です。
日本看護協会の協会ニュース2026年5月号によると、2026年度からの新たな3カ年で取り組もうとしていることは5つだそうです。
重点政策5つ
- 1 看護職一人ひとりのウェルビーイングの向上
- 2 持続可能な看護提供体制の構築
- 3 質の高い看護実践のための教育制度改革の実現
- 4 より高い自立性を持った専門職しての活躍
- 5 地域における看護の拠点の確保
5 地域における看護拠点の確保 とは
上記1−4はなんとなくわかるとして、5は、新しい取り組みなのかなと思いました。以下、引用です。
子どもを産み育てる人々、子どもたち、障害のある人々などを含む全ての人々の生活を地域で支え、年齢や疾患・障害別に構築された従来の制度では対応が困難な、多様かつ複雑なニーズに対応するため、医療機関や訪問看護ステーション、看多機、助産所や保健所・市町村などにおける看護機能の一層の充実を図る。加えて、対象者に合わせた多様な看護サービスの提供に向け、求められる看護の機能や役割を明確化し、新たな看護の拠点のあり方に関する検討に着手する。
地域のあらゆる場における看護の役割発揮・機能強化にあたっては、市町村などの自治体保健師と地域の看護職のさらなる連携・協働はもとより、地域の看護職がつながり、切れ目のない看護を提供するため、施設・行政などの垣根を越えた取り組み、職能間での連携を推し進める。併せて、多職種の専門性と医療とを結び、多職種連携のキーパーソンとしての役割を十分に発揮できるよう取り組む。
まとめると、多様なニーズに応じられるように
- それぞれの組織での看護機能の充実
- 新たな看護の拠点のあり方の検討への着手
- 組織間の連携・協働
- 多職種連携のキーパーソンとしての役割の発揮
ということでしょうか。
どういう組織が「新たな看護の拠点」となってくるのか興味深いです。
パラダイムシフトが必要なのでは(ここからは私見です)
私見ですが、看護師個人の努力はもう限界に達しているのでは、と感じでいます。
2040年に向けて、今こそパラダイムシフトが必要なのかなと思います。
キーワードは、「個性を活かす」、「予防」、「選択」。
「個性を活かす」は、看護の人材も、看護の対象者も、組織のあり方も、個性が淘汰されるのではなく、活かされるあり方です。
「予防」は、未然に防ぐ、早くから介入する、悪化を防ぐ、など、医療の関わりを最小とするあり方です。
「選択」は、アドバンスケアプランニングなど、個人の選択を支え、尊重する医療や資源のあり方です。
これらを価値つけるようなパラダイムシフトがまずは必要だし、
これらへの看護職や組織の関わりに診療報酬や予算がつくと進むのではないかと思っています。
